DVIについて
DVIとは
DVI(Digital Visual Interface)とは、パソコンからディスプレイへ映像信号を転送するためのインターフェースです。
DVI以前に主流だったアナログVGA規格と異なり、無圧縮のデジタル映像データを送ることができます。このため、アナログVGAと比べて電気的ノイズを受けにくく、高画質、高解像度の映像をディスプレイに表示することができるようになります。DVIは対応する解像度の違いによって使い分けられ、シングルリンク・デュアルリンクといって区別します。
シングルリンクとデュアルリンクとは
シングルリンク
デュアルリンク
(1920×1200 ピクセル)
(2560×1600ピクセル)
それぞれ出力できる映像の最大解像度が異なり、シングルリンクケーブルはWUXGA(1920×1200 ピクセル)まで、デュアルリンクケーブルはWQXGA(2560×1600ピクセル)までの映像を表示できます。
DVIの種類について
DVIにはデジタル映像信号専用のDVI-D(DVI24pin)コネクタと、デジタル映像信号とアナログVGA映像信号の両方が通信できるDVI-I(DVI29pin)コネクタなど複数の規格が用意されています。
デジタル・アナログ信号両対応
アナログVGA信号を通信するために5ピンが追加されています。DVI-Iコネクタに変換アダプタを用意することで、VGA端子を持つ機器と接続して使用することができます。
デジタル信号対応
DVI-Dオスコネクタは、DVI-D・DVI-Iどちらのメスコネクタにも差し込めます。アナログ信号を使用しない場合は、DVI-Dコネクタ付きのケーブルを選べば全てのDVI機器で使用できます。
DVIと他のコネクタを接続する
DVI端子は、以下のような変換ケーブルや変換アダプタを使用することで、他の映像端子と接続できる場合があります。
ただし、DVIは映像専用のインターフェースであり、音声信号の出力には対応していません。音声が必要な場合は、別途3.5mmステレオケーブルなどを使用して接続する必要がありますしてください。
DisplayPort端子との接続
DisplayPort-DVI変換アダプタを使用することで、DVI端子と接続できます。
USB Type-C端子との接続
USB Type-C端子が映像出力(DisplayPort Alternate Mode)に対応している場合、Type-C → DVI変換アダプタを使用することでUSB Type-Cの機器とDVI端子のモニターを接続できます。